本記事では、ポルカドットのガチホが儲かるのかを解説します。
どのタイミングで購入してガチホし始めたら儲かっていたのかまで解説するので、ガチホするタイミングを知りたい方やガチホする価値がある銘柄なのか知りたい方はお読みください。
ポルカドットのガチホは儲かる?
結論からいうと、ポルカドットのガチホは儲かっていません。
しかし、ガチホがお勧めできないというだけで、そのほかの手法を組み合わせれば儲けることは可能です。
ガチホ単体よりもステーキングやリスク管理を組み合わせた保有の方が現実的です。
ポルカドットは、直近のアップデートによって$DOTの供給面の見直しと、$DOTを使ってもらうという需要面の改善が同時進行しており、今後実際の取引件数や手数料循環が伸びれば、長期保有の意味も増えます。
ポルカドットのガチホをおすすめしない理由
ポルカドットのガチホをおすすめしない理由は、簡単に言えば、$DOTの価格曲線とガチホ戦略があっていないからです。
ただ買って持ち続けるだけというガチホ戦略は、イーサリアムやビットコインなどの長期にわたり一定の値上がりが起こっているトークンで行うと効果的です。
ですが、2025年現在、ポルカドットは最高値からかなり下がっているままあまり値段が動いていないという背景もあり、ガチホ単体では大きな利益は得られていないということが確認できるからです。
今まではポルカドットをガチホしていたら儲かっていたのか?

205年8月26日時点
過去の価格推移を起点に、今まではポルカドットをガチホしていたら儲かっていたのか解説します。
高値で買ってガチホしていたら儲かっていたのか
まず最高値付近で購入してガチホしていたら儲かっていたのかを解説します。
最高値付近である2021年11月に約55ドルで買った場合、2025年8月26日時点の約3.7ドル〜4ドルは価格ベースで約−93%前後と、大損という結果になっています。
この下落幅は枚数の複利だけでは埋めにくく、利益になるまでの時間軸が大きく伸びます。単に待ってれば戻るという考えは危険です。
底値で買ってガチホしていたら儲かっていたのか
ポルカドットの価格が大きく下落した底値で購入してガチホしていたら儲かっていたのかを解説します。
2020年8発の約4.7ドルで購入したケースは、現在の約3.7ドル〜4ドルと比べ名目では横ばい〜小幅マイナスです。最初期での購入でも、2025年の価格を考えると大きな超過リターンには至りませんでした。つまり、$DOTは現在が最も安いということになります。
この原因には、固定発行約8%水準のインフレと、市場サイクルの弱さ、チェーン自体の需要の弱さが重なったことがあります。固定発行の透明性は予見性の点でプラスですが、需要が弱いとリターンは伸びません。
結局、ポルカドットはどこ価格で購入してガチホしても大きな利益は得られなかったということがわかります。
ネットワークの利用実績と手数料循環の厚みが伴えば価格が上昇していきやすいですが、現在のポルカドットにはそれがありません。
ガチホ+ステーキングなら儲かっていたのか
ポルカドットには年8〜12%でトークン枚数が増えるステーキングがありますが、これで3年に約26〜40%の枚数増が見込めても、大幅な価格下落には追いつけていません。
ポルカドットのステーキングの基本仕様として、ステーキングのキャンセルをした後、実際に手元に帰ってくるまでに28日もかかります。
これはほかのチェーンと比べても長いもので、引き出しに時間がかかる分面倒ですが、その分ステーキング自体をやめる人自体が減り、仕組み的には売り圧の減少につながります。
しかしステーキングしても価格下落の方が大きく、利益があまり出ないのでステーキングする価値も低いでしょう。
ポルカドットは今後の将来性に期待できるのか
ポルカドットの今後の将来性は、基本的な$DOTの供給設計の改善と、アップデートによって需要が拡大するか否かで決まります。大きな問題であるインフレの問題と、需要の増大が行えるかどうかで今後のポルカドットの値段は変わってくるでしょう。
ポルカドットはオワコン仮想通貨と言われることも多いです。
以下の記事では、今後の将来性をより詳細に分析しているので将来性を判断したい方はお読みください。
ポルカドットがオワコンって本当?最新状況から将来性とリスクを解説
供給とインフレの問題は、Coretimeという新しい仕組みにより、売上のバーンと固定発行の透明性が増してきていることで整いつつありますが、需要については$DOTを使う人、ポルカドット上のアプリを使う人がどれくらいいるかにかかっています。
現在開発されている新機能であるAgileCoretimeやAsyncBackingやElasticScalingなどは、供給を状況に合わせてコントロールできる可能性がある機能です。
他にも計画されているアップデートはいくつかありますが、実際にアップデートがあったのに値段が変動しなかった過去を見るとあまり期待できないでしょう。
ポルカドットに投資する際の戦略
ポルカドットに投資する際は、以下の戦略に基づいて運用すると、できるだけリスクを抑えて利益を狙える可能性があります。
- ステーキングやリキッドステーキングで利益を狙う
- 購入はドルコスト平均法で長期的に買う
- 価格下落に備えてヘッジポジションを組む
- 用途に応じて$DOTを分けて運用する
ステーキングやリキッドステーキングで利益を狙う
ステーキングやリキッドステーキングは、比較的安全に$DOTを運用する方法のうちの一つです。
通常のステーキングの場合、バリデータを選んで預けられ、選び方は手数料や稼働実績を確認して委任先を選ぶのが基本です。
また、リキッドステーキングで運用するのも選択肢としてあります。
リキッドステーキングはネイティブステーキングをより柔軟に行えるステーキングシステムで、より最低預入量が少なく、また解除の時に28日もかからず即刻解除できるのが特徴です。
報酬を再投資して複利を利かせると長期の差が広がります。受取頻度や再投資の自動化も確認します。
とはいえ、安全のためにサブの資金を別枠で確保しておきましょう。急な出費や相場急変に備える資金です。これがあることによって心理的な余裕も生まれます。
リキッドステーキングを行う場合、預け入れると同時にLSTというトークンを預け入れた$DOTと同額受け取れます。vDOTやLDOTはLSTの代表例です。
LSTはステーキング資産の引換券トークンのことで、DOTのステーキング報酬を得ながら、LSTは手元に残って動かせることができるので、それを他の運用に使って収益化することが可能になります。
しかし便利な分、かなり軽微な差ですがネイティブステーキングよりもリスクがあります。例えば価格乖離、換金待ち、コントラクトの脆弱性、流動性などです。LSTを使って何かする場合、運用手順を事前に少額でテストしておくと不測の事態に強くなります。また、使用の上限金額を決めておくと暴走を避けられます。
これらのステーキングではなく、国内の取引所がサービスとして行っているステーキングがあります。こちらは操作が簡単で自動複利も使えます。その反面、取引所が破綻するリスクがあります。
預ける際は利回り表示の条件やロック解除の仕様を確認しましょう。途中解約手数料や再ロック条件もチェックします。取引所のによって条件や内容が違うので、比較して自分に合った取引所を探しましょう。
購入はドルコスト平均法で長期的に買う
今後のアップデートに期待する場合、シンプルではありますが、定期的に購入して積み立てるという基本的な戦略も有効でしょう。
ドルコスト平均法を使うと、より効率的に長期投資が行えます。
ドルコスト平均法とは、一定額を定期的に同じ資産へ投資する手法のことです。高い時は少なく、安い時は多く買うシンプルな仕組みですが、古典的に有効な手段として知られている投資法です。
積み立てをした後は、どこかのタイミングで利確しましょう。最高値まで価格が伸びるには相当な時間がかかるか、あるいは一生こない可能性があるので、1000∼2000円ほどで利確が行えると理想的に見えます。
価格下落に備えてヘッジポジションを組む
価格が下がりそうだと思ったときは、下落に備えて以下の方法でヘッジするのがおすすめです。
- 先物やオプションを使ってヘッジする
- 逆指値や手仕舞い比率を価格帯ごとに固定する
取引所等で先物やオプションの仕組みを活用して、ヘッジになるポジション、つまりポルカドットを買っている状態だが同時に売りのポジションを持っておくと、下落してもそちらの方で利益が出るので被害を抑えることが可能です。
また、ある程度の損失や利益が出たら自動で売りを行う逆指値(20%下落したら自動的に売られ、それ以上の損失が増えない)や、10%下がったタイミングで全部ではなく5割売るなど、一定割合を売る/買うなどの条件付きの注文を行うことで、効率的に、また裁定を避けてヘッジポジションを組むことができます。
用途に応じて$DOTを分けて運用する
例えば、自分の持っているDOTを以下のように配分して運用してみましょう。
用途 | 割合 | 目的 |
---|---|---|
通常のステーキング | 40% | 報酬+インフレの相殺 |
リキッドステーキング | 20% | 報酬+二次運用 |
利確用 | 30% | 緊急時等に使用できる自由枠 |
取引所ステーキング | 10% | 利便性重視 |
配分は目標配分と一度になくなっても許せる金額に合わせて調整しましょう。月次で軽微なリバランスを行うと過度な偏りを防げます。
ポルカドットのガチホについてよくある質問
- ポルカドットより低リスクで稼ぐ方法はある?
- 長い下落相場でもガチホし続けるためにできることは何?
ポルカドットより低リスクで稼ぐ方法はある?
ポルカドット投資より低リスクで稼ぐ方法は仮想通貨レンディングです。
レンディングは、仮想通貨をレンディング業者に一定期間預けることで、利回り報酬がもらえます。
ポルカドットはここ数年は価格が落ち込んでおり、将来性が読みにくいです。
しかし、仮想通貨レンディングであればレンディングであれば価格変動がほぼない仮想通貨を預けることができるため、低リスクで利回り収入を受け取れます。
仮想通貨レンディングの詳細ややり方は以下の記事で解説しているので、あわせてお読みください。
仮想通貨レンディングとは?メリットやリスク、どれだけ増えるのかを解説!
長い下落相場でもガチホし続けるためにできることは何?
ポルカドットのような下落相場が長い銘柄でガチホし続けるには、ルール決めと記録の振り返りをしましょう。
毎月の配分や行動を記録するとブレが減ります。記録は振り返りの基盤です。
また、ニュースでも一次情報と数字だけを見る習慣を作ります。情報の摂取量を絞り、受け取るのは正しい情報量のみに絞ると焦りが減ります。
もし下げが続いても、目的と時間軸を言語化し、守れたかどうかだけを評価します。小さな遵守の積み重ねが継続を支えます。