草コインで億り人になった人は実在します。
しかし、現在でもまだなれるのか気になる人も多いでしょう。
本記事では、草コインで億り人になれるのか最新状況から解説し、実際になるにはどのような手順で投資していけばいいか解説します。
草コインで億り人になれるのか
草コインで億り人になれるのかは、銘柄次第ではまだまだ可能です。
草コインとは、時価総額が小さく主要取引所に未上場のアルトコイン全般を指す俗称です。
大資本が入っていないぶん値動きが軽く、わずかな買いが連鎖して短期で10倍100倍へ跳ね上がる可能性があります。その反面、一転して流動性が蒸発すると0に近い水準へ暴落するため、ハイリスクハイリターンの代表格といえます。
過去の実績を見ると柴犬コインが50万倍、PEPE Coinが2万倍など、数万円が数億円になったケースが確かに存在しました。ただし1000倍超えの当たりを引ける確率は全銘柄の0.01%程度と推計され、宝くじと大差ない低確率である点は忘れてはいけません。
つまり億り人になる道筋そのものは理論上開かれていますが、確率論の視点では「狙って当てる」より「来た波に乗り損ねない」姿勢が現実的です。
資金管理と出口戦略を徹底することで初めて運を実力に変えられます。
草コインで億り人になれる仕組み
草コインで億り人になれるロジックは、草コイン売買の需要供給バランスが極端に偏りやすい構造に起因します。
薄い板のまま大量買いが入り、SNS拡散で後追い資金が殺到すると指数関数的な価格上昇が生じます。逆に大口が利確へ回れば、同様のスピードで暴落します。
以下に草コインで億り人へ至った銘柄の共通要因を示します。
- 価格が1円未満で発行枚数が多い
- XやTelegramでコミュニティが急拡大し続けている
- DEX出来高が日次1億円以上へ膨張している
- チェーン手数料が安く少額投資を呼び込みやすい
上記の項目はいずれも「買いが買いを呼ぶ仕組み」が機能するかどうかを判別する指標です。
要因を複合的に満たした銘柄が短期爆発を起こしやすいものの、再現性は低く再現期間も短命です。
そのため、発見時点で情報優位性を確保し、原資抜きと分割利確を機械的に行うことが現実的な自衛策になります。
2025年の草コイン市場と最新トレンド
2025年7月時点でミーム系を含む草コイン全体の時価総額は1000億ドルを突破し、前年同月比で約2.5倍に拡大しました。
背景にはSolanaやBaseなど手数料数円以下の高速チェーンが普及し、個人が週数百本ペースで新規トークンをローンチできる環境が整ったことがあります。
市場では「Layer2+ミーム」「AI+ミーム」などユーティリティを持たせたハイブリッド銘柄が増加し、機能性がないミームトークンとの差別化が進行中です。
ユースケースを伴うことで投機だけでなく開発者の実需も流入し、流動性が底上げされる好循環が一部で見られます。
一方、銘柄サイクルは極端に短期化し、話題の寿命は1週間程度まで縮小しています。
ホットなテーマが数日で入れ替わるため、投資家はニュースレターやSNSを活用して即応できる情報網を整えることが必須です。
過去に1000倍になった仮想通貨銘柄事例や、今後1000倍になる可能性がある注目分野は以下の記事で解説しています。
仮想通貨で1000倍になった銘柄を紹介!今後狙い目な分野や見つけ方も解説
2025年注目の草コイン銘柄まとめ
2025年7月時点でで高い注目を集める草コインを紹介します。
銘柄 | 基盤チェーン | 主要特徴 |
---|---|---|
BONK | Solana | DeFi連携とバーン施策で取引高急増 |
LILPEPE | 各種Layer2 | DAO+NFT多用途設計 |
DOGE | 独自 | ミームの象徴、流動性最大級 |
T6900 | Base | 取引ボット連携で高速売買可 |
SNORT | Solana | スナイプBOT向けインフラ |
表は時価総額順ではなく話題性と出来高を優先しています。いずれも高ボラ銘柄であり、エントリー時点のチャート形状と出来高が投資成否を大きく左右します。
短期波動を狙う場合は日次・週次の出来高急増局面で流動性が確保されているか必ず確認しましょう。
特にBONKはSolana生態系全体のDeFi需要回復と連動し、毎月実施されるバーンイベントで希少性を高めています。
柴犬コインの一時期は有望な草コイン枠として注目されていましたが、今から柴犬コインに投資するのはもう遅い可能性があります。
柴犬コイン投資はもう遅い?今から投資するリスクや暴騰の可能性を解説
億り人になれる草コイン銘柄の選定ポイント
億り人銘柄は例外なく「開発体制の透明性」「コミュニティ拡散速度」「出来高の急膨張」という三本柱を備えています。
いずれが欠けても途中で資金フローが頭打ちになり、思惑倒れに終わるケースが大半です。
さらに、ホワイトペーパーとGitHubが週次更新されているかを確認すると内部の開発熱量を把握できます。
プロダクトの完成度は低くても、更新頻度が高いプロジェクトは投機筋だけでなくエンジニアの関心も集めやすく、流動性が長期化しやすい傾向があります。
流動性プールも重要です。
流動性プールとは、分散型取引所(DEX)で暗号資産の取引を円滑に行うために使われる、暗号資産のトークンが集められた場所のことです。
例えばDEXにおける流動性が100万ドル未満だと、わずかな売却で価格がスリップし、利確すら困難になります。投資判断時にはプール規模、LPロック期間、DEX出来高を総合的に評価してください。
開発体制とコミュニティの健全性のチェック方法
開発体制とコミュニティの健全性を見るための具体的なチェック方法を整理します。
- ホワイトペーパーが最新ロードマップに沿って更新されている
- GitHubのコミット履歴が途切れていない
- コミュニティ参加者数とアクティブ率が比例して増えている
- AMAやSpacesが定期開催され、運営が顔出しもしくは声出しで質問に回答している
これらは「開発が止まる→コミュニティ熱量低下→価格軟化」の連鎖を未然に防ぐフィルターとして機能します。
このような健全性を備えた草コインは、短期筋だけでなく中期の機関資金が流入しやすく、価格の二段上げが起こる余地が残ります。特にGitHubは公開情報で改ざんしにくいため、第三者でも真贋判定が可能です。
逆に開発アカウントが1つのみ、コミュニティがNFTプレゼント系Botだらけの場合は要警戒です。短期パンプで終わる可能性が高く、原資抜き優先の戦略が推奨されます。
流動性と取引量のチェック方法
流動性は「出入口の広さ」です。板が薄いと大口が利確した瞬間に崩落が始まり、後続が逃げ遅れます。
そこで、以下の手順で可視化を行いましょう。
チェック手順は複数の情報源を照合し、虚偽データやボット出来高を排除するために必要です。
TVLとはTotal Value Lockedの略で、DeFi(分散型金融)プロトコルにロックされている資産の総価値を表す指標です。
日次出来高が流動性プールの30%以上あるかを1つの目安にしてください。
この水準を下回る場合、価格操作やスリッページによるリスクが跳ね上がります。
逆に出来高が急増している状態は「資金が集まる理由」がまだ市場で評価されていないサインである可能性もあります。
草コイン投資の成功事例を紹介
米国投資家G.Contessoto氏は2021年初頭にDogecoinへ18万ドルを一括投資し、2か月で108万ドルに達しました。
彼の戦略は「話題性が頂点に達する前に全力投入し、SNSで拡散に加担する」というものです。成功の裏には巨大コミュニティの急拡大と流動性増強が重なった幸運がありました。
しかし同氏は下落局面で強気を維持したため、資産は一時20万ドル台まで縮小しました。
その後2024年後半の再高騰で200万ドル規模へ回復しましたが、これは結果論であり「利確の遅れは致命傷になる」教訓として語り継がれています。
参照:decypt
国内でもSHIB高騰期に100万円→5億円を達成した事例が話題になりました。
こちらは2倍ごとに原資抜きを行い、10倍到達時点で投資額の90%を確定させた堅実な利確方針が成功要因です。同じ億り人でもプロセスは対照的で、出口戦略の重要性が際立ちます。
草コイン投資のポートフォリオ戦略
草コイン投資のポートフォリオを考えるなら、ポートフォリオの中心にはビットコインやイーサリアムのような流動性が安定している銘柄を保有し、草コインは総資産の3〜5%に限定するのが一般的です。
この比率なら草コイン部分が0になっても総資産への影響は限定的で、リスクを許容できる範囲に収まります。
草コインを10銘柄以上に薄く配分するバスケット方式は、1つの当たりで全体の損益をまくる設計思想です。各銘柄への配分は等金額が扱いやすく、変動率の違いによるポートフォリオバランス崩壊を緩和できます。
また、銘柄入れ替えは「コミュニティ成長鈍化」「開発停滞」「出来高低迷」のいずれかを検知した時点で機械的に実施します。感情に左右されないルール化が長期的なダメージを防ぎます。
投資比率と分散の考え方
ここで代表的な配分モデルを示します。
- 安定枠(BTC、ETH等):80%
- 中リスクアルト:15%
- 草コイン:5%
比率はリスク許容度や資産規模で微調整します。
5%をさらに10銘柄へ等分すると1銘柄0.5%になります。このサイズならゼロ化しても資産毀損は限定的です。分散は「敗戦を小さくし、勝ち筋を残す」ための保険と心得てください。
リバランスは月次または草コイン急騰直後に行い、超過収益を安定枠へ移すことで“勝ち逃げ”をルーティン化できます。
勝ち分をコア資産へ戻すことで複利効果が安定的に働きます。
ドルコスト平均法の活用
ドルコスト平均法とは、一定額を定期的に購入し平均取得単価を平準化する手法です。
草コインは価格振れ幅が大きいため、一括投入よりドルコスト平均法のほうが高値掴みリスクを低減できます。
実装例として週1回、総資産の0.1%を草コイン枠へ追加する設定を組むと、年52回の分散購入が可能です。急騰局面では次回購入額をスキップし、平均取得コストを押し上げない工夫も有効です。
ただしドルコスト平均法は右肩下がり相場では含み損が膨らむ欠点があります。
購入継続の是非を判断するため、出来高やコミュニティ拡散速度などファンダメンタルズの定点観測を組み合わせてください。
草コインの利益確定戦略
利確は「ティアードTP(テイクプロフィット)」が有効です。
具体的には2倍到達時に原資を抜き、5倍で残りの50%、10倍でさらに25%を確定させる三段階方式が典型です。
利確水準はあらかじめ決め、到達したら感情を排して実行します。草コイン急伸時はチャートが垂直上げになるため、「まだ伸びそう」という欲目が最大の敵です。
利確後に価格がさらに伸びる場面もありますが、利益を確定した安心感は次の投資判断を冷静にします。「捨て玉」と割り切った残りポジションが100倍へ化けるかもしれないという期待も残せます。
草コイン投資に潜むリスク3選
草コイン投資に潜むリスクを紹介します。草コイン投資はリスクが高く、抑えておかないと資産が0になる可能性も高いので知っておきましょう。
- 急激な価格変動
- 詐欺・ラグプル
- 規制変更と税務リスク
急激な価格変動
急落に備え、流動性プール規模と注文板状況を定期監視し、板が薄いと判断した時点でポジションを縮小してください。
また、価格が10%急落したら自動売却するトレーリングストップを設定しておくと致命傷を回避しやすくなります。
草コインは板の深さがビットコインの1%未満しかないことも珍しくありません。1BTCの売りでストップ狩りが連鎖し90%下落するといった極端事例を想定内に置き、レバレッジ取引は極力避けるのが賢明です。
価格変動リスクを受け入れる前提で投資を行い、資産の一部がゼロ化しても生活が揺らがない範囲に資金を限定しましょう。
詐欺・ラグプル
草コインは詐欺がとても多い分野です。以下の項目を見て当てはまっていないか確認しましょう。
- 公式サイトやSNSの情報更新が途絶えていないか
- 流動性ロック期間と監査レポートの有無
- 運営チームの身元公開とエンジェル投資家の存在
- 過度に高いAPYや税ゼロを謳うマーケティングの有無
リストで示した要素が複数当てはまる場合はラグプル確率が高いと判断できます。
特に「超高APY」と「買いだけ税ゼロ」を同時に謳うプロジェクトは高確率で詐欺です。
監査レポートがなく開発者が匿名のままなら、ゼロ化リスクを前提に冷静に資金を絞り込むか、参入を避ける判断が推奨されます。
規制変更と税務リスク
SEC(米国証券取引委員会)は大半のミームコインは証券に該当しないとの見解を示しつつ、詐欺行為には強制執行を行う姿勢を崩していません。
国内でも暗号資産課税が一律20%になる方向で議論が進んでおり、施行時期によっては確定申告方法が大きく変わる可能性があります。
規制リスクに備えるには、主要取引所の上場方針と地域ごとのライセンス動向を追い、疑義が生じた段階でポジションを減らす柔軟さが求められます。特に国内上場廃止が発表された銘柄は流動性が急枯渇します。
税務リスクは会計ソフトや損益計算サービスを併用し、取引履歴を常時バックアップすることで軽減できます。
税制度変更時は新旧の計算方法を比較し、不利益が出る場合は早期に利確して年度を跨がない工夫も検討してください。
草コインで億り人になれるのか?についてよくある質問
- 草コイン投資より安全で稼げる投資方法はあるのか
- 草コインはどこで買うべき?
- 新興チェーンの草コインは安全?
草コイン投資より安全で稼げる投資方法はあるのか
草コイン投資より安全に稼げる方法の1つとして、レンディングがあります。
レンディングは、仮想通貨をレンディング業者に一定期間預けることで、利回り報酬がもらえます。
草コイン投資のような100倍、1000倍の利益が得られる方法ではありませんが、安定して年利10%程度の利益を受け取れます。
預けるだけなので、草コイン投資のようなチャート分析も必要ありません。
価格変動がほぼない仮想通貨を預けることができるため、低リスクで利回り収入を受け取れます。
仮想通貨レンディングの詳細ややり方は以下の記事で解説しているので、あわせてお読みください。
仮想通貨レンディングとは?メリットやリスク、どれだけ増えるのかを解説!
草コインはどこで買うべき?
草コインは主にDEXで取引されますが、CEX(通常の中央集権取引所)で取り扱いがある場合はCEXでの購入がおすすめです。
初心者はテストネットで操作を練習してから小額で実戦投入すると安全です。
新興チェーンの草コインは安全?
新興チェーンは手数料の安さと速度が魅力ですが、ネットワーク停止やバグのリスクも抱えます。
チェーン全体のTVL推移、ノード分散度、セキュリティ監査実績を確認し、安全マージンを見積もることが重要です。不安が残る場合は同様テーマを既存チェーン上の銘柄で代替する選択肢もあります。