本記事ではDAIの買い方や、安く購入する方法を解説します。
DAIがどのようなステーブルコインか知っておきたい方は以下の記事をお読みください。
仮想通貨のDAIとは?基本概要や他のステーブルコインとの違いを解説
DAIの買い方
DAIの買い方は以下の通りです。
- 取引所で口座を開設する
- 日本円を入金する
- 板取引や販売所でDAI/JPYを注文して購入する
この手順を押さえれば、最短10分程度でDAIの保有が可能です。
DAIを安く購入できる取引所は?
国内には複数の取引所があり、手数料や機能が異なります。ここでは総合的な比較を行い、あなたに合った選び方を示します。
Coincheckは500円から板取引が可能で、少額スタートでも指値が使えます。GMOコインは販売所と取引所の双方があり、入金や送付手数料が無料なので長期保有目的に適しています。bitFlyerはLightningAPIでの自動売買を予定しており、プログラミングに慣れた人に人気です。
取引所 | 最小注文 | メイカー手数料 | テイカー手数料 | 日本円出金手数料 | 送金手数料 |
---|---|---|---|---|---|
Coincheck | 500円 | 0.05%〜 | 0.10%〜 | 407円 | 変動制 |
GMOコイン | 1円 | 0% | 0.05% | 0円 | 0円 |
bitFlyer | 100円 | 0.12% | 0.15% | 220〜770円 | 0.01DAI |
BinanceJapan | 0.01DAI | 0.1% | 0.1% | 150円 | 1.55DAI |
GMOコインは手数料無料が多くコスト重視、Coincheckは少額取引向け、bitFlyerはAPI対応で拡張性が高いという棲み分けです。
BinanceJapanは2025年06月にメイカー手数料0%キャンペーンを開始し、流動性は世界板と共有されています。そのため約定率が高く、大口でもスリッページが小さい点が強みです。
DAIを海外取引所を利用する際の注意点
国内よりも厚い板を求める場合、Bybitなどの海外取引所の利用が必要になります。
ただし、KYC要件や日本円出金手数料など確認が必要です。
KYCとはKnowYourCustomerの略で、本人確認手続きのことを指します。
海外所では世界板での流動性共有により、大口でも瞬時に約定します。
しかし日本円出金は銀行経由の中継が入るため、手数料と着金日数が国内より不利になる場合があります。また、送金手数料や最低送金数量が独自設定のことも多いので注意しましょう。
DAI購入のコストと手数料を最小化するコツ
DAIを購入するコストを抑えるには板取引を活用し、販売所スプレッドを避けることが基本です。
スプレッドとは売値と買値の差額で、事実上の手数料として機能します。
具体例として、販売所が1.5%のスプレッドを設定する場合、10万円購入時の差額は1500円に相当します。
- 指値手数料0%の取引所で指値注文を利用する
- 板が薄い時間帯を避け、流動性の高い日中や欧米時間に発注する
- レイヤー2チェーン経由の送金や取引でガス代を圧縮する
これらを組み合わせると、同額を購入しても総コストが数百分の一に抑えられるケースがあります。
ステーブルコインの買い方についてよくある質問
- DAI購入のリスクとリターンには何がある?
- ステーブルコインを購入すると税金がかかる?
DAI購入のリスクとリターンには何がある?
DAI購入のリスクは、価格変動リスクがあることです。
価格変動がほぼないステーブルコインであっても、0ではありません。担保資産の急落やスマートコントラクトの不具合が発生すれば、一時的に1ドルから乖離する事例が過去にありました。
この事例はアルゴリズム型ステーブルコインで発生し、詳細は以下の記事で解説しています。
ステーブルコインの種類はどれくらいある?それぞれの違いを徹底解説を解説
また、その他のリスクとして、ブリッジ利用時には資産ロック期間やハッキング被害のリスクが伴います。税務面では暗号資産間の交換も課税対象となり、取引履歴の保存が必須です。
一方でリターンとしては、ステーブルコインは運用において年利10%を超えるリターンを生み出せる可能性のある資産です。
価格変動がほぼないので、長期運用しやすい特徴があります。ステーブルコインで年利10%を生み出す方法はレンディングで、どのような運用方法なのかは以下の記事で解説しています。
仮想通貨レンディングとは?メリットやリスク、どれだけ増えるのかを解説!
総じて、DAIは日本円からシンプルにアクセスできる点で初心者にも扱いやすく、法規制の整備とともに市場環境が整備されつつあります。ただしコストやリスクを正確に把握し、自身の投資計画に沿った使い方を選ぶことが重要です。
ステーブルコインを購入すると税金がかかる?
暗号資産の売却益は雑所得に区分され、総合課税で最大45%の所得税率が適用されます。ステーブルコインでも円や他のコインに交換した時点で利益が確定すると課税対象になる点に注意しましょう。
取得価格を正確に記録し、年末までに含み益を確定させない「繰越し」戦略を取ることで課税タイミングを先延ばしできます。また、DeFi利回りや報酬を受け取った場合も収入計上が必要なため、帳簿付けは早めに始めるのが得策です。
- ステーブルコイン→円へ換金
差額益は雑所得として課税。 - ステーブルコイン→他暗号資産へ交換
「支払いに使った」と見なされ、差額益が課税。 - ステーブルコインを担保に借入し返済で同額を返す
含み益は確定しないため課税対象外。